利用者さんの風呂(ご自宅のユニットバス)の蛇口から水漏れがしているとのことで水漏れ修理しました。
うちは、水道屋じゃないですよ!水道の修理屋でもないんです!
就労継続支援B型事業所です。IT系が得意かもしれません。
なのですが、利用者さんの困りごとにもなるべく対応しています。
全ての困りごとに対応していませんが、可能ならば対応してあげようということです。
「できそうにないな」と判断したら、業者に依頼していただくことにしています。
あまり修理しないような所なので、同じような水漏れで困っている方の参考になればと思い、作業したこと(やったこと)を残すことにしました。
01. 水漏れ確認
まずは、水漏れの状態を確認。
シャワー側ではなく、蛇口(カラン)の方からの水漏れのようです。
蛇口の下に桶を置き、水が溜まることを確認しました。
02. 調査
ユニットバスの型番を調べます。
ユニットバス 扉を入って内側の上方に型番が記載されています。
INAX製なのですが、現在INAXの会社は存在せず、後身のLIXILさんで部品を供給しているようです。
・ユニットバス型番
ユニットバスの型番は下記のようでした。
BMD-1616LBSH
システムバスルーム ルキナ/BSDN-1616LBSH 取扱説明書一覧
さすがに販売は終了していますね!
・水栓切替弁
LIXIL,INAX,A-6134/N85切替弁ハンドル切替弁ハンドル(ユニットバス埋込み水栓BF-M747T系-PU1用)
調べたところ、シャワーバス水栓切替弁部の部品 A-4191-1 で水漏れが解決する可能性が高いようでしたので、交換部品を購入することにしました。
03. 購入部品
LIXIL,INAX,A-4191-1,切替弁部,ユニットバス埋込み式サーモ水栓用切替弁部(BF-M746T系/BF-8748T系他用)
04. 準備
04-1. 工具の準備
- マイナスドライバー (小) (必須) ※ 精密ドライバーでも良い
- モンキーレンチ (30mm以上) ※ 25mmでも可能かも
- ウォーターブライヤー ※ あったほうがよい
- シリコーンスプレー ※ なくてもよいかもしれませんが
工具の準備ができたら、部品交換作業に取り掛かります。
水道の元栓は閉めた方がよいです。
今回の作業中で分からないことがあって
エコキュートから水が流入してきているようなんですよね。
そのため、元栓を閉めても完全に蛇口から水が止まりませんでした。
エコキュートからの管が接続されているようなんですが、説明書を見ても詳しく書かれておらず分からない。
工事を担当した人でないと分からないかもしれませんね。
止水栓も見当たらないので、仕方なく、水が流れた状態での部品交換を試みました。
それではこれから部品交換作業に入ります。
05. 取り外し
05-1. 上部蓋を外す
小さいマイナスドライバーで上蓋を外します。
精密ドライバーを使いました。
05-2 (1). 白い部品を取り外し
真ん中にある白いプラスチックの固定部品を引き抜きます。
05-2 (2). 白い部品を取り外し
真ん中にある白いプラスチックの固定部品を引き抜き完了です。
05-3. レバーなどを取り外し
レバーと黒い(蛇口とシャワー切替)表示の部品を引き抜きます。
05-4 (1). ギアの取り外し
白い2つの部品を引き抜く
・白いプラスチックのギア
・白いプラスチックの切換ストッパー
05-4 (2). ギアの取り外し完了
水道の元栓を閉めていない場合は、閉める方がよいと思います。
05-5 (1). ナットの取り外し
交換部品(A-4191-1) はナットで固定されているので、取り外します。
ウォータープライヤーを使用しました。モンキーレンチでも可能です。
より強い力が欲しかったのでウォータープライヤーを使いました。
05-5 (2). ナット取り外し完了
ナットの取り外しが完了しました。
ようやく、交換部品(A-4191-1) を引き抜く準備ができました。
交換部品(A-4191-1)を引き抜くことが難しい場合があるようですね。
あまり強い力を加えないようにしながらプライヤーで左右に動かしながら引き抜きを開始。
意外と簡単に抜くことができました。部品の破損もなかったです。
外した状態を写真撮りしたかったのですが、外した状態の画像はありません。
エコキュートからの流水により、水道の元栓を閉じても断水できず、ちょろちょろと少しずつ水が流れながらの交換作業になりました。
ですので、作業状況を撮ることができませんでした。
06. 取り付け
これから取り付ける新しい交換部品(A-4191-1)です。
06-1. 交換部品(A-4191-1)取り付け
- 古い交換部品(A-4191-1)を抜いて、取り外します。
- 新しい交換部品(A-4191-1)を取り付ける。
- ナットを取り付ける。
左に置いてある灰色の部品が交換した切換弁の部品です。
06-2. 外した部品の取り付け
これから外した部品を取り付けていきます。
06-3. 部品の取り付け完了
普段あまりやらいであろうカウンター(下)内の清掃を実施しました。
カウンターの外し方が分からず苦労しましたが、何とか止まっている場所が判明し外せました。
上部のカウンターまで外すのは手間なので今回はスルー。